はじめに
以前の記事で、「XAMPPでMySQLのStartボタンを押しても起動しないエラーの復旧方法」を紹介しました。
この復旧で重要になるのがibdata1ファイルです。
もしこのibdata1ファイルを上書きや移動で失ってしまうと、MySQLの起動が難しくなります。
この記事では、ibdata1ファイルを紛失した場合の対処法をまとめます。
ほぼ自分用の備忘録ですが、同じ状況の人の参考になれば幸いです。
ことれいのもり
2025-10-30
以前の記事で、「XAMPPでMySQLのStartボタンを押しても起動しないエラーの復旧方法」を紹介しました。
この復旧で重要になるのがibdata1ファイルです。
もしこのibdata1ファイルを上書きや移動で失ってしまうと、MySQLの起動が難しくなります。
この記事では、ibdata1ファイルを紛失した場合の対処法をまとめます。
ほぼ自分用の備忘録ですが、同じ状況の人の参考になれば幸いです。
環境
※両者で「同じデータベース構造」があることが前提条件です。
結論から言うと、ibdata1ファイルを紛失した場合、元データを完全に復旧することはできません。
ただし「同じ構造を持つデータベースが存在する場合」は、空のテーブルを移してエラーを回避し、MySQLを再び起動出来るようになります。
私の場合は、テスト環境のXAMPPと本番環境のXserverで、全く同じテーブル構造を使用していました。
そのため、既に存在するデータベースから構造だけエクスポートし、エラーが出ている側のデータベースにインポートします。
1.中身が残っているデータベース側で、テーブルデータを空にしてSQLファイルをエクスポートする
phpMyAdminでデータなしのテーブルをエクスポートする方法2.ibdata1ファイルを紛失したデータベース側で、そのSQLファイルをインポートする
phpMyAdminでエクスポートしたSQLファイルをインポートする方法これでデータベースの中身は空ですが、MySQLの起動エラーは解消できます。
ibdata1ファイルを紛失した場合の対処法を紹介しました。
紛失しないのが一番ですが、最終手段として使うことができます。
一番重要なことは、大事なファイルをむやみに移動させないことです。
状況が特殊ですが、同じ状況の人の参考になれば幸いです。